2002年8月30日 金曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数29枚

歴史に残る?

 紀元前30年の今日、絶世の美女と言われたク
レオパトラ7世が、ローマとの抗争に敗れ、毒蛇
に胸を噛ませて自害したと言われる日らしい。ク
レオパトラといったら、絶世の美女とされている
が、彼女が本当に美女だったのかは疑問だ。中国
の唐朝期、玄宗皇帝が息子の花嫁として向かえた
女性、楊貴妃に一目惚れ、自分の妾にしたという
話しは有名だ。この話しには、当時万人が認める
絶世の美女として記録されているし、詩人、白楽
天による「長恨歌」も有名だ。世界中の古代歴史
書なるものは、所詮王家を讃えるものでしかない
。もし、王家の不利になる記載など書こうものな
ら、即抹殺されてしまったであろう。日本も同様
、神話と称される話しの中に登場する卑弥呼を始
め、数多く登場する女性は皆、美人の冠を頂いて
いる。あほまろ流に考えてみると、庶民のスッピ
ン女性と、高貴な化粧と宝飾を身にまとった女性
を比較したようなものであって、誰でも磨けば光
るのである。写真や記録映画で見る、戦後の不自
由な生活を余儀なくされた時代のみすぼらしい女
性達と、今の女性達はなんら変わるところは無い
はず。町を歩いている女性がみんな綺麗に見える
のは、生活が豊かになり化粧も上手になっただけ
なんでしょうね。              
 老若男女を問わず、参加する者すべてが派手に
なる日。浅草サンバカーニバルがいよいよ明日開
催される。浅草寺裏広場では薪能の会場撤去工事
のかたわらで、早朝から明日の準備が始まった。
どでかいスピーカーでサンバの音楽を流す大型ト
ラックの山車(って言うのかな)の飾り付けに時
間を要するのだろう。     
 この時期、あほまろの友人達より、そもそもな
んで浅草でサンバなんだ?という質問が多い。下
町の典型の浅草で、何でブラジルという外国の異
文化のサンバカーニバルなのか。友人の一人が、
”浅草はストリップで有名な所だったからなぁ〜
”、なんて若い頃を思い出すかのように呟いてい
た。同じ裸でもちょっと違うんだよ。サンバカー
ニバル実行委員会の解説によると、「伝統行事の
多い浅草にあって、異質ともいえるこのイベント
は、お祭り好きで、浅草を愛し、リオ通であった
芸人伴淳三郎氏と台東区長内田栄一氏が、下町の
活性化を図ろうと意気投合し、企画されました。
その主旨に賛同した浅草商店連合会の有志を中心
に実行委員会が結成され、幾多の困難を乗り越え
実現のはこびとなったのです。」とある。 
 伴淳さんってリオ通だったとは知らなかったけ
ど、裸同然のオネーちゃん(オバーちゃんの方が
多いかも)達が、白昼の浅草を堂々と踊り歩く姿
は、リオ通じゃ無くても楽しいもんだよ。最近で
は、古のストリップショーよりお色気がムンムン
しているかもよ。踊っているお姉さま達全員が、
伝説のクレオパトラにでも成ったつもりかな。今
年で22回目、日本古来からの伝統を超越した新
たなお祭りになってしまったのですよ。これが1
00〜200回と回を重ねて行くことによって、
22〜3世紀の日本人は、サンバは日本古来の音
楽と誤解するかもしれませんね。そして、踊り子
の全員が絶世の美人が選ばれていたなんて、歴史
書にも記載されているんでしょうね。