毎年の７月１５日を中心に、１３日を迎え盆、
１６日を送り盆といい、１３日から１６日までの
４日間をお盆という。ただし本当のお盆は、旧暦
の７月１５日が中心。今年は８月２３日がその日
に当たるが、今となってはそんなこと勘定するの
も面倒くさいので、ぴったし月遅れの８月１５日
を中心にお盆としている所が多いようだ。ここ浅
草寺でも、先月に盂蘭盆会の法要が終わったばか
りなのに、月遅れの今日も盂蘭盆会の”三界萬霊
位”が備えられた。お寺側とすれば、人が集まっ
てくるのなら、年に一度の行事だって、お賽銭集
めには絶好のチャンス。今年もお盆、月遅盆、旧
盆と三度もお盆のチャンスがやってくるのだ。こ
れじゃ冥土でくつろいでいるご先祖様も、さぞ忙
しい事でしょうね。　　　　　　　　　　
　本来は厳粛な仏教行事だったお盆。昭和初期頃
からは、都会で働く人達のために夏休みを利用し
ようと、田舎で始まった月遅れ盆。久しぶりに逢
う家族や友人達と、盆踊りなどを楽しみ、生きて
ている我々の生活を支える、節目の行事でもある
。それを都会のお寺が便乗してお賽銭を集めるの
はちょっと、お門違いじゃないでしょうかね。
　今年も台東区美術展が開催される。日本画・水
墨画・洋画・版画・彫刻の５ジャンルに限って公
募を行う。優秀作品の展示発表会は、９月１３日
〜１８日。台東区隅田公園リバーサイドギャラリ
ーにて開催されるが、このリバーサイドギャラリ
ーって台東区の人間も知らない存在だ。実は、こ
のギャラリー、隅田公園の有料駐輪場に隣接し、
このイベントが開催される時以外は閉じている、
”台東区美術展”が開催される以外に開いている
のを見た事がない。台東区としては、立派な施設
を汚されてしまうのが、もったいないので使わな
いのでしょうかね。それとも、ギャラリーを取り
囲むように暮らしてしる、ホームレスさん達の迷
惑に成らないように気を使ってるんでしょうか。
こんな施設は他の行政にもいっぱい有るんでしょ
うね、きっと。今朝は、久ぶりに、”リバーサイ
ドギャラリー”なんて表記を見たので驚いたので
した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　浅草演芸ホールでは、恒例の”住吉踊り”が始
まっている。毎年、この時期の１１日〜２０日ま
で毎日開催される。”住吉踊り”は、故古今亭志
ん朝師が始めた夏の寄席の風物詩。毎年、ホール
に入りきれないほどの入場者で賑わっている。寄
席の開場は午前１１時から。住吉踊りは午後３時
からというのに、今朝もこんなに早くからお客さ
んが並んでいるのです。