ヒートアイランド現象。首都圏などの大都市圏
では、エネルギーの高密度消費に加え、地表面が
アスファルト舗装等で被覆されているため水分の
温度低下が望めず、また、日射熱が夜間に放出さ
れるため、熱が籠もってしまうことを、ヒートア
イランド現象というらしい。　　　　　　　　　
　東京都においては、都心部での温度上昇の影響
などにより、この１２０年間の間に年平均気温が
２℃上昇するなど、大都市においては既に日常生
活の中で実感できる程にまでなってしまった。　
　この対策としては、渋滞の緩和・解消による自
動車の走行速度の向上、住宅・建築物の省エネル
ギー対策の強化等エネルギー消費を抑える施策を
推進するとともに、都市緑化の推進等による都市
気候の緩和により、ヒートアイランド現象の緩和
を進めていくことが必要といわれている。　　　
　都市においては、現況を把握するとともに具体
的な対策を検討していくことが必要と、国土交通
省などが訴えているが、現実問題としてまったく
対策なんてされていない。というより、この時期
を凌いだらまた涼しくなるさ・・。今はジーッと
我慢をしてねって、ことなんだね。　　　　　　
　東京は、連日３０℃を越える暑さ。この時期の
沖縄よりも暑いのだ。人間は、着る物やクーラー
などで環境をコントロール出来るが、犬にとって
はまるで地獄の釜の中に居るような気持ちで毎日
を過ごしているのだろう。我が家のモモちゃんも
、連日の暑さに負けたのか、腹をさらけ出し、奇
妙な格好でダラダラしている。暑さで犬の本能を
も忘れてしまった感があるんだね。もっとも、家
の中に敵なんて居ないって判っているんだろうけ
どね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　我々は靴で地面を践んでいるので感じないが、
犬にとっては焼け石の上を裸足で歩いているよう
な焼けたアスファルト。温度を測れないが、触っ
てみるとコンビニで弁当を暖め過ぎてしまった時
の触感というか、ジュージュー焼けたステーキが
のっかてくる鉄皿に触れてしまった感じ、ってい
うか、表現のしようもない熱さなのだ。毎日こん
な所を素足で歩かせてるんだね。かといって靴を
履かせるわけにもいかない。けれど、モモちゃん
は植え込みや日陰など、できるだけ地面の冷たい
所を見付けながら歩いているのです。モモちゃん
を大草原の中で自由に歩かせてあげたいですね。
　浅草寺境内には、珍しい団体が大勢やってきた
。ボーイスカウトの下部組織であるカブスカウト
の連中だ。それも全員台湾からやってきたという
。教官の解説を聞く子供達はみんな紀律正しく、
まるで子供の軍隊のようだ。あほまろもご幼少の
頃、ボーイスカウトに入っていた。”そなえよつ
ねに”なんて言葉を今も思い出す。そんな規則の
中に、”神佛をうやまい、自分への責任を認識さ
せませう”なんてのも有ったっけ。　　
　この時期、ヒートアイランドの東京を避け、故
郷でお盆を過ごされる方も多いことでしょう。ニ
ュースによると、帰省ラッシュで、故郷を結ぶ高
速自動車道でも早朝から渋滞しているようです。
この渋滞で、故郷にもヒートアイランド現象を持
ち込まないよう、クーラーは控えめに、みんなで
地球温暖化防止に協力しましょう。なんて、偉そ
うに書いてるあほまろは、クーラーのギンギン効
いた部屋の中。いけないのは判っているのだが・
・・。