2002年7月31日 水曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数31枚

蝉までが!

 暑くて寝苦しい夜を熱帯夜というが、熱帯朝っ
て表現は無いのかな。アスファルトの照り返しと
、クーラー等の放出熱で、まるで蒸し風呂の中を
歩いているようだ。素足で歩くモモちゃん、足の
裏が熱いのか、日陰を選んで歩いている。嫌だね
こんな朝は。                
 そういえば今年は、このクソ暑さに拍車をかけ
るように響き渡る蝉の鳴き声が聞こえない。4〜
5年前の花火見物で賑わう浅草の風景のビデオに
は、確かに蝉の鳴き声が煩いほど入っている。し
かし、今年の浅草では蝉が鳴いていないのだ。浅
草寺境内や浅草神社境内には少ないながらも多少
の木々が生い茂っている。たしか昨年はこの木の
下に転がる蝉の抜け殻を見た記憶がある。当時を
思い出して木々の下を探してみるが、蝉の抜け殻
なんて一個もみつからないのだった。     
 先日のホオズキ市の時にも、浅草から全く虫が
居なくなってしまったことを書いたが、蝉まで居
なくなってしまったのは大きな問題だ。蝉に限ら
ず、トンボも全く見かけない。すぐ側に、隅田川
が流れているが、河川敷を、コンクリートで固め
た遊歩道にしてしまった弊害なのだろう。そのお
かげで、ホームレス達は青テントマンションで快
適に暮らしている。また、隅田川河畔の隅田公園
内の茂みの中に、「スズムシ生育地」を唱った立
て看板と、縄で仕切られた一角が有るが、今では
ホームレスの所帯道具が置かれ、立て看板は洗濯
物干しになってしまった。そんなこんなで、虫た
ちは追い出されてしまったのだ。確かに、虫を保
護するよりも人間の保護は大切だが、虫も住めな
くなってしまった大都会に、人間が安全に暮らし
ていける訳がないと思うのだ。そういえば、最近
ゴキブリすら姿を見せなくなったような・・・。
何か、大きな事の前兆で無ければよいが・・・。
 浅草演芸ホールの夏の吉例行事、「風流住吉踊
り」の大看板が登場した。この「風流住吉踊り」
は、故古今亭志ん朝師が音頭をとって始まった行
事なのだ。しかし、昨年の「風流住吉踊り」を最
後に、古今亭志ん朝師が他界され、開催が危ぶま
れていたのだったが、今年からは、古今亭志ん朝
追善公演と題して、三遊亭金馬師が中心になって
開催される。やっぱり浅草の夏には「風流住吉踊
り」が似合うんだよね。あほまろは、小円歌さん
から住吉踊りの浴衣を貰ったんだよ。こんど「か
っぽれ」でも習ってみようかな。