2002年7月14日 日曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数23枚

盂蘭盆会

 ご先祖様の供養をする盂蘭盆会が昨日から此処
浅草寺でも始まった。盂蘭盆会いわゆる”お盆”
は、旧盆と称して、旧暦の7月15日に近い8月
13日が中日として、年に一度親戚欄中が集まっ
てお墓参りをする慣わしが一般的だが、東京では
、新暦の7月15日に迎えるのが一般的になって
いる。             
 盂蘭盆会(ウラボンエ)は、インド語のウラン
バーナに由来するらしい。ウランバーナというの
は、逆さづりからの救いを意味している。お釈迦
様の弟子の目蓮が、亡き母がどこに行っているか
を、神通力で見せてもらったところ、餓鬼道に落
ちて苦しんでいました。それを見て目蓮は母がど
うしたら救われるのかを尋ねたところ、お釈迦様
は、「7月15日は坊さんが百日の修行を終えて
伝道に出る日だから、お坊さん達にお供養しなさ
い。」といわれたという。目連のお母さんは、そ
の供養の功徳によって救われたのだ。この故事に
由来し、逆さづりの餓鬼道の苦しみに堕ちないよ
う、先祖の霊に供養するという盂蘭盆が行われる
ようになったと言われている。        
 そんな解説を聞いても何が言いたいのか良く判
らないが、とにかく地獄で苦しむ鬼達がこの世に
出てきて悪さをしないように、いやしてあげる行
事らしいね。そういえば、昔の浮世絵にも鬼が逆
さづりになってる絵を見たことがあるよ。 
 それじゃ鬼とはいった何者なんだ。調べてみる
と、想像上の怪物。仏教の影響で、餓鬼、地獄の
青鬼・赤鬼等があり、美男・美女に化け、音楽・
双六・詩歌などにすぐれたものとして人間世界に
現れる。後に陰陽道の影響で、人身に、牛の角や
虎の牙を持ち、裸で虎の皮のふんどしをしめた形
をとる。怪力で性質は荒い。等々、想像通りの鬼
の様子が書かれている。           
 鬼のような人・鬼の居ぬ間に洗濯・鬼の首を盗
ったように・鬼に金棒・・。鬼って表現をされる
のは、みんな悪い連中が多いようだ。でも、鬼の
目にも涙・鬼が笑う・なんてのも有るくらいだか
ら、鬼というのは人間の分身なんだろうね。「鬼
も十八、番茶も出花」どんな女でも年頃には女ら
しい魅力が出るという意味だが、出花を過ぎた我
が家の鬼は女房なのかもしれないね。     
 浅草寺では、16日まで盂蘭盆会の法要を行っ
ております。この機会に是非浅草寺にお越しくだ
さい。