2002年7月8日 月曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数28枚

アセチレン

 連日のくそ暑い朝の散歩。モモちゃんも外に出
るのを嫌がっているが、強引に連れ出す。こんな
朝は、あほまろだって出かけないで家に居たいよ
。昨夜で七夕祭りも終わってしまったが、カッパ
橋本通りの飾りはまだ残っている。この飾り、今
日は仕舞い込んでまた来年使うのだとか。仙台や
平塚では、終わると焼却処分にしてしまうので紙
以外の素材は禁止されているらしいが、ここの飾
りは、ほとんどがビニール製で焼却には適さない
。でも、毎年リサイクルされるのなら、ビニール
でも許してあげよう。なんて、勝手に環境大臣に
なったつもり。               
 入谷の朝顔市が今日で終わると、明日からは浅
草寺のほおずき市が始まる。今朝は、ほおずき業
者が忙しそうに、飾り棚やテントの用意をしてい
る。このほおづき市は、毎年同じ業者が同じ場所
で営業するらしい。いわゆる既得権で、宝蔵門前
や、観音堂前のお店は、30年以上も変わらない
のだとか。あほまろの知り合いの業者も早朝から
頑張っていたが、新座者なので、境内の端っこで
細々と営業するらしい。新座者といってもすでに
10年目に入ったという。いつになったらもっと
良い場所が貰えるのでしょうかね。ご主人は、”
きっと息子の代になったら宝蔵門前で派手にやっ
てるんだろうなぁ”。なんて冗談を言うが、息子
はまだ小学生なんだよね。伝統の風物詩の既得権
ってのは思った以上に大変なんだね。ちなみに、
この業者はこんな場所でも毎年ほおずきを300
鉢ほど売るらしい。1鉢2500円なので、2日
間で75万円も売ってしまうんだよ。もし、中央
にお店を構えることが出来たら、千鉢なんてもの
夢じゃないんだろうね。           
 いくつかの水たまりを残して
 梅雨が駆け抜けてしまえば
 しめった風の背中越しに
 きみの好きな夏が来ます
 あの日きみにせがまれて
 でかけた小さなお祭り
 綿菓子の味 アセチレンの光
 きみは赤いほおずきを買った
 さだまさしの”ほおずき”って歌。この詩の中
の、”綿菓子の味 アセチレンの光”ってのは、
今では使う人も居なくなったが、あほまろのほお
ずき市といえば、”アセチレンの光”ってイメー
ジがまだ鮮明に残っている。アセチレンの光を目
当てに集まってくるお客さんと、蛾の大群。
そんな懐かしいイメージがいよいよ明日から浅草
寺で開催されるのですね。ところで、アセチレン
の光が電球の光に変わってから、蛾が寄りつかな
くなってしまったね。蛾も、汚れた東京から脱出
してしまったようだ。川のほとんどが埋め立てら
れたり暗渠になってしまったのが原因なのだろう
ね。これは一種の環境破壊の証なのかもしれない
ぞ、環境大臣様。