2002年7月2日 火曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数26枚

ペット

 毎朝、東京最大の観光地である浅草観音境内を
歩いていると、様々な人と出会うのが楽しい。特
にこちらから積極的に話しかけなくても、モモち
ゃんのおかげで声をかけてくれる人の多いのが嬉
しい。あほまろが散歩をする8時〜9時頃の境内
は、このところ毎日中国圏からの観光客が多く、
モモちゃんに話しかけてくる連中も広東語だった
り、北京語だったり。でも、何を言いたいのかは
押して知るべし。大人は良いが、子供にいたって
はちょっと困惑。一生懸命何かを訪ねているのだ
が、その内容は理解出来ない。きっと、犬の種類
は何?とか、年令は何歳?なんて単純な質問で有
ろうことは判るのだが、答える術を知らない。こ
れが犬だからみんなが寄ってくるのは判るが、も
しペンギンを連れていたらどうなんだろうね。
 今朝、浅草寺境内にペンギンを連れてやってき
た者が居る。ペンギンといっても、良くできた等
身大の模型のようだ。傘がはみ出たリックを背負
いカメラを下げてペンギンを抱いている。どう見
たって地元の人間には見えない。中国圏からの旅
行者にも見えない。移動手段は判らないが、ペン
ギンを持って電車なんかに乗ってきたんだろうね
。そんな姿は、弥が上にも人目を引く。モモちゃ
んだって何がやってきたのか興味深々。観光客は
珍しそうにペンギンを連れた男の写真を写してい
るが、特に意識もしない。いったい何をしたいん
だろうねこの人。まさかどっかのテレビ局のドッ
キリカメラじゃないだろうね。    
 ペットといえば、時々境内に鼠の格好をしてい
る動物を連れて遊んでいる人がいる。何の動物な
のか訪ねると、犬を近づけるな!って怒鳴られて
しまったんで未だにその正体は不明なのだ。そん
な訳で近づいて観察することも出来ないので、き
っと鼠の格好をした猫なのだと思うようにしてい
る。最近では、あれは猫なんだと思って過ごして
いる。しかし、今朝のペンギンは困ってしまう。
あれはパンダだ!。いや、馬だ!。なんてイメー
ジがどんどん膨らんでしまうのだ。今度また逢っ
てしまったら、ペンギンなんて連れてくる訳が無
いので、あれはパンダだって思うようにしよう。
でも、パンダを連れて散歩する人も居ないよなぁ
・・。                   
 四万六千日のほおづき市のためなのか、観音堂
には卍印の垂れ幕が張られた。この卍ってのは、
どんな意味なのか調べてみると、”功徳円満の意
”とある。本来の使い方は、仏像を建立する時に
仏像の胸に描く吉祥万徳の相らしい。この様に垂
れ幕に卍印ってのは、有り難い仏像を現している
のかもしれないね。この卍印には右旋・左旋の両
種が有り、わが国の仏教では主に左旋を用いてい
るが、インドの寺院は右旋が多いらしい。先の大
戦で、ドイツのナチが使用していたマークと同じ
だね。ヒトラーは仏教徒だったのかな? 
 いよいよ10日後に迫ったほおづき市の準備に
追われる境内は、屋台の区分けでどんどん狭くな
り、まるで檻の中を歩いているようだ。こんな状
態を良い事に、ライオンを連れて来る人なんて居
ないでしょうね。