青森貨幣研究会２０周年を祝う会で、三年ぶり
に青森で泉友達（古銭仲間）と楽しい夜を過ごし
た。青森古銭会は、日本全国の古銭会の中で一番
活発な活動で知られ、古銭の研究でも群を抜いて
いる。今回のテーマーは江戸末期に東北地方で鋳
造された特殊な古銭のみんなが持ち寄り、その制
作や特徴を議論した。資料もない古銭の履歴を推
測するのは、まるで推理小説を説くかのようで、
参加者全員が古のロマンに酔いしれる一時だった
。特に今回は２０周年の節目の年でもあり、全国
から６０余名の参加者。懐かしい顔との再会が短
い夜を熱くしたのだった。　　　　　　　　　　
　そんな訳で、寝不足の頭を冷やすため、朝まだ
寒いモモちゃんの居ない朝の散歩。駅前から海岸
へと歩いてみるが、早朝の繁華街は時折浅草と同
様、新聞配達の自転車がすれ違っていくだけで、
人っ子一人いない。休日なのでみんなゆっくりし
てるのかと思いしが、青森湾の堤防に来てみて驚
いた。そこには、堤防を埋め尽くすほど大勢の釣
り人達が糸を垂らしているではないか。聞いてみ
ると、今の時期はイワシやサバが湾内に入ってく
るのだとか。ある釣り人は、この時期は結構立派
なサバが釣れ、ちょっとしたお小遣い稼ぎになる
そうだ。また、夜もこの場所でイカが釣れ、夜通
し釣りを楽しめるそうだ。東京の釣りキチが聞い
たら涎が出そうな話だろうね。　　　　　　　　
　今日はこれから十和田湖などを観光して帰る予
定。最近しょっちゅう浅草を離れてしまってごめ
んね。あほまろもモモちゃんの居ない散歩なんて
のはつまらないんだよ。　　　　　　　　　　　
　昨夜の宴会で青森貨幣研究会の粋な計らいで、
津軽三味線と踊りを堪能した。親子三代で津軽三
味線を披露してくれた工藤社中。高校生の娘は、
工藤静香ちゃんって名前なんだって。