2002年6月21日 金曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数33枚

バイタリティ

 今朝も富士山がうっすらと見えているよ。女心
と初夏の空なんてのは無いけど、毎日こんなに、
ころころ変わる梅雨の空ってのは嫌だね。昨夜の
あほまろは、仲間達と土砂降りの中、屋形船に乗
ったんだ。船の中まで雨が降り込んでくることが
無いだけ、唯一の救いって感じの宴会だったよ。
”納涼屋形船”って触れ込みで企画された今回の
宴会。酒の飲めないあほまろにとっては、納涼な
のか風流なのか、あえて屋形船で行わなくても良
いような宴会だったよ。           
 ”納涼屋形船”なんて呼称は、きっと、船の中
で優雅な酒宴を行っている連中を、岸から眺めて
いる人々が、あーあの人達は、暑さを避けて涼し
そうだねぇ。なんて思うことを表現しているんだ
ろうね。だって、中の喧騒は、とっても”すずん
でいる”なんてのとは、ほど遠い状態なんだよ。
楽しそうだなぁ、なんて、河面に漂う屋形船提灯
の灯りを、のんびりと眺めている人の方が、よっ
ぽど納涼で風流なんでしょうね。  
 7月9日か10日に観音に参拝すれば1日だけ
で四万六千日、日参したのと同じ効果がある。江
戸時代からこの日は観音詣でが盛んだったんだよ
。この四万六千日には、参拝客を当て込んで、近
所の農家が栽培する”ほおずき”を、境内で売り
始めたのが”ほおずき市”の始まりといわれてい
る。しかし、今では、主従関係が逆転し、「ほお
ずき市」だけが有名になってしまったね。ありが
たい、”四万六千日”なんてのは、おまけにくっ
ついているようだよ。また、ここ浅草寺では、こ
の日だけ授かることができる、”雷除”のお札っ
てのも有るんだよ。まだちょっと早いが、境内で
は、ほおづき市の準備が着々と続けれれているの
でした。                  
 境内に赤い軍団が現れた。例の韓国サポーター
達なんだよ。今日からどっかこの辺で、「韓日職
能文化交流会」ってのが開催されるらしく、参加
証をぶら下げた大勢の韓国人がやってきた。そこ
に参加する若者はみんな、例の赤いシャツを着て
いるんだよ。昔、韓国で流行った歌に「黄色いシ
ャツ」ってのが有り、今、韓国ではその替え歌で
「赤いシャツ」ってのが若者に唱われているんだ
って。そんな赤いシャツのお嬢さん二人。あほま
ろの合図で、”てえーはんみんぐ〜!”。(大韓
民国!)って大声で何度も繰り返すんだ。写真撮
ってながらちょっと恥ずかしかったよ。モモちゃ
んは疲れたのか、あきれたのか、お座りして静か
に目を閉じていたんだねこれが。       
 浅草公会堂前には、「全国舞踊まつり」なんて
のに、おばちゃん達の行列が。先頭のおばちゃん
は、今朝5時から並んでるんだって。このイベン
トは指定席じゃないので、良い席を確保するため
らしいよ。凄まじいバイタリティだね。しょっち
ゅう並んで居るんで苦にならないんだって。今で
は、ここで出来た友達とのお喋りが生き甲斐だと
も言ってたよ。この会場では、踊りの発表会みた
いなのが多いもんね。考えてみれば、浅草公会堂
のイベントで若者が並んでいるの、見たことがな
いなぁ。やっぱり浅草ってのは、若者には合わな
い街なんだろうかね。