2002年6月5日 水曜日       

今朝の写真
SONY DSC-F707
撮影枚数35枚

いつもの顔

 ワールドカップで、日本はベルギーと引き分け
に終わった。一昨日は妙にリアルな夢で日本が勝
ったのに残念だったね。一方、韓国の初戦は勝っ
たようだ。やっぱ開催国が敗退してしまったら、
その後はつまらないものね。次のロシア戦では絶
対に勝ってちょっとでも勝ち進んで欲しいよ。 
 毎朝浅草寺周辺を散歩していると、お店やお寺
の関係者以外の同じ顔に出会う。しかしその連中
も自然に消えていき、また新しい顔ぶれが現れて
くる。以前もここで何度か登場した雷門前の”写
真撮ってあげるオジサン”。正月が過ぎた頃より
パタリと姿を消した。宝蔵門前でウエストポーチ
の中にハトの餌を沢山入れて観光客分け与えてい
た有名な”ハト・オジサン”。3月に入った途端
に現れなくなった。そんな中でも、この二年余り
でまだ続いている顔は、伝法院通りでお店が開く
のを待って、お手伝いをする”お手伝いオジサン
”と、浅草寺本堂前の大灯籠下で、お客を待つ、
”立ちんぼのオネーサン”。あほまろが散歩を始
めてから、この二人だけになってしまった。  
 今朝は、久しぶりに”立ちんぼのオネーサン”
にお客がついた。幸せそうな顔で、にこにこしな
がらあほまろに会釈をして去っていった。聞くと
ころによると、この”立ちんぼのオネーサン”、
昭和60年頃から毎朝ここに立っているらしい。
それも毎朝派手な服装で登場する。ある時はロン
グドレス、スポーツウェアー、毛皮のコート、女
子高生のようなセーラー服、またある時は舞踏会
にでも出席するような豪華なドレス等々、まるで
コスプレを楽しんでいるかのようだ。しかし、ど
んな格好をしていても、スポーツ帽を被っている
のが大きな特徴なのだ。毎朝ここにやって来て、
観音様に一礼し、大香炉の煙を浴びてからいつも
の場所に立つ。浅草寺のお坊さん達にもきちんと
挨拶をする信心深いオネーサンなのだ。年令は、
あほまろよりも年輩のようだが、後ろ姿はまだお
若いね。また最近では、雷門前で毎朝写真を撮っ
ている老人を見かけるようになった。今朝も撮っ
ている。良く見かけるので挨拶をし、話しかけて
みた。数ヶ月前に退院し、リハビリを兼ねて毎朝
この附近を散歩しているらしい。雷門前で写真を
撮っている連中の楽しそうな笑顔が好きで、写真
を撮り始めたという。先日、70歳の誕生祝いに
息子がデジカメを買ってくれたので、フイルム代
を気にすることなく撮りまくっているそうだ。い
つまでもお元気で撮り続けてくださいね。   
 ロックの大勝館正面のブリキ板が取り外され、
内装工事を行っている。昨年年末にオープンした
芝居小屋を拡張でもするのだろうか。長年閉鎖し
ていた場所の覆いが取れただけで、いっきに活気
づいてきたようにも見えるロックの興行街。これ
を皮切りに昔の元気を取り戻して欲しいね。