2002年5月17日 金曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D60
TAMRON SP ZOOM 24-135 F3.5-5.6
撮影枚数29枚

今日から!

 いよいよ三社祭が始まる。そんなウキウキした
気持ちの中、とんでもない訃報が入って来た。落
語家で、人間国宝の柳家小さん師匠が心不全でお
亡くなりになった。師匠は、長野県生まれで3歳
の時浅草に移って、下町情緒に浸った。落語家を
志し四代目小さんに入門。柳家栗之助を名乗る。
小きんで二つ目。小三治で真打ちを経て、昭和2
5年五代目小さんを襲名した。あほまろは落語協
会の賛助会員でもあり、行事のたびにお目にかか
ってはいたが、寄席の高座で最後にお見かけした
のは、正月頃だっただろうか。その時の演目は、
たしか「親子酒」だったような。最後の食事は、
ちらし寿司だったと報道されている。昨年他界さ
れた古今亭志ん朝師は、テレビ番組で最後の晩餐
には、”鰻”を食べたいと言っていたことを思い
出す。なんとなく、小さん師匠は噺家さんらしい
最後の晩餐を満喫されたようですね。勿論最後の
晩酌も一緒だったんだろうからね。通夜は18日
午後6時、葬儀は落語協会葬として19日正午か
ら渋谷区鴬谷町10の15の乗泉寺で。葬儀委員
長は落語協会会長の三遊亭円歌氏。喪主は長女美
喜子さん。                 
人間国宝柳家小さん師匠。ご冥福をお祈り申し上
げます。
 三社祭は雨が降るとのジンクス通り、今年の三
社祭も雨よ予感。今日宵宮も午後から雨とのこと
だが予定通り、午後1時:名物「大行列」。午後
2時20分:びんざさら舞奉納。午後3時30分
から、神輿神霊入式が開催される。また、夕方か
らは各町会ごとの宵宮渡御が行われる。    
 御神輿とは、輿の尊敬語で神様の乗り物を意味
する。広辞苑によると、「神幸の際、神体または
御霊代が乗るとされる輿。形状は四角形・六角形
・八角形などで、多くは木製黒漆、金銅金具付。
屋蓋の中央には鳳凰または葱花そうかを置き、台
には2本の棒を縦に貫いて轅ながえとし、舁かく
便に供する。」と書かれている。この状態が本来
の神輿なのだろうが、三社の御神輿渡御時は、金
銅金具などの装飾を総て取り外され、変わりにサ
ラシを巻き付けてお目見えする。その昔は、山車
のように、車で町内を廻ったのが始まりと言われ
るが、今のように担ぐようになってから、大切な
御神輿の飾りが壊れないようにとの事らしい。他
の神社の御神輿は飾りを付けたまま担がれている
が、ここ三社祭は特に荒っぽい連中に振り回され
、何度も大破しているのだとか。苦肉の策でさら
しを巻くようになったらしい。荒っぽい連中に、
一日中振り回されてしまう神様も、たまったもの
じゃないね。飾りの綺麗な御神輿を堪能できる場
所は、日曜日の雷門通りが最高だ。ここは、終日
お祭り広場となって、各町会の御神輿がみんな集
まって騒いでいるんだよ。