2002年5月1日 水曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D60
TAMRON SP ZOOM 24-135 F3.5-5.6
撮影枚数48枚

盛り上がってきた!
 いよいよ五月に入ってしまった。浅草の人々に
とって、今月はお正月のように楽しい月なのだ。
もちろん三社祭の月だから、みんながワクワクし
ている。もう、近所の人達との挨拶の中にも必ず
三社祭関連の話題が登場し、”今年は一之宮だね
・・”、”宮出しは?”、”宮入りは?”等々、
考えてみると、毎朝同じ挨拶をしているような・
・。今、この日記を書いている最中にも、窓外で
祭り囃子を練習する笛の音が聞こえてくるし、あ
ほまろのバックグラウンドでは、浅草気分を盛り
上げるために、”かっぽれ”の軽快なリズムが流
れている。”かっぽれかっぽれ、ヨイトナ、ヨ〜
イトナ・・・”。あと二週間ちょっとで”三社祭
”がやってくるのだ〜〜〜!         
 各町会で、祭りを祝う奉納股木提灯がどんどん
飾られる中、浅草寺境内の宝蔵門前の”桜祭”の
ために飾られた奉納提灯が取り外されている。今
年盛り上がりに欠けた”桜祭”だったが、三社祭
だけは、雨が降ろうが、槍が降ろうが、絶対に盛
り上がるのだ。このように、”盛り上がる”とい
う言葉。色々なかたちで使われることが多いが、
”盛り上がり”とは一体などんなことなのだろう
ね。広辞苑を調べてみると、「盛ったように高く
なる。うずたかくなる」、「気勢が盛んになる」
等と書かれているが、”祭りの話題で盛り上がる
”表現にしては、ちょっと甘いかな。     
 ライブ系のサイト等では、”コンサートが盛り
上がった”とか、”盛り上がりに欠けた”とか騒
いでいるが、何を根拠に”盛り上がり”を表現す
るのだろう。チケットの売り上げや、来場者の多
少には関係なく、”入場者は少なかったが、異常
に盛り上がった”って表現もある。コンサート等
は、周りが盛り上がっていたと感じれば「いいコ
ンサート」、周りが盛り上がっていなかったと感
じれば「良くないコンサート」と、いった判断基
準もあるようだ。しかし、”俺が楽しんだる!”
”盛り上がるのは俺だ!”みたいな雰囲気の人は
、他人が何を言おうが、いつも”盛り上がって”
いるのかもしれない。そんな「盛り上がり」とは
違って、他人の価値観行動が、自分の価値観と行
動になってしまうのが、浅草の三社祭なのだ。い
わば、みんなで一緒に”盛り上がろう”ってムー
ドを一年という長〜い時間をかけ、徐々に盛り上
げていき、最終日の宮神輿の登場で、一気に爆発
するのが”三社祭”。どこのお祭りもそうだろう
が、コンサートのような、薄っぺらい盛り上がり
とは訳が違う盛り上がりは、地元に住む者で無け
れば理解できないのかもしれない。      
 観音堂の裏に大量に運び込まれた真新しいバリ
ケード。その一個一個に、何処の何番と札が下げ
られている。せっかく盛り上がるお祭りに、こん
なバリケードなんて要らない。そのように考える
のは、あほまろだけでは無いだろう。みなさんも
一度ご覧になってください。警察が勝手に治安の
維持を立前に、フーリガン対策の実験をするため
の道具類を・・。こんなのに、モモちゃんおしっ
こでもかけてやれ! ”あらぁ、ちょっと失礼ね
。私はレディですのよ”(-_-;)