2002年4月28日 日曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D60
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数33枚

制服
 あほまろが日記を公開し始めて14ヶ月が過ぎ
た。当初は、毎朝撮り続けている浅草の朝の姿、
浅草の年中行事のバックグラウンドを皆さんに紹
介したいと思っていた。そんなことなので、毎日
簡単な写真集的な内容であったが、読者の方々よ
り励まされ、つい調子にのって一種のコラム的内
容に変化していったのだ。おかげで、本来自分の
ために書いていた日記の内容にも変化が生じてし
まった。過去書き続けてきた日記は、あほまろ個
人の行動や家族の出来事、また喜怒哀楽の心の動
きを書きとどめておく程度のものだったが、この
朝の日記の影響で、プライベートの日記であって
も、他人が見ても面白くしようとの意識が働いて
しまうのだ。それには、自ずと脚色が入り、事実
とかけ離れた内容になって、慌てて軌道修正も屡
々。日記は小説では無いので、以前のように文脈
に拘らない、素直な表現に正さなければならない
。最近、そんな事を真剣に悩んでしまう。   
 さて、今朝は制服姿に注目してみた。浅草の制
服といえば毎朝訪れる修学旅行の学生服が一般的
だが、観察してみると、境内には多くの制服を観
察することができる。雷門前では警察官。二天門
では、消防官。宅急便の係員。コンビニの販売員
。浅草神社を掃除する神官達。浅草寺周辺に居る
お坊さん。等々、それぞれが、一目で何の職業な
のかを現す。それが制服の大きな特徴なのだ。 
 今朝は、そんな制服に混じって珍しい制服のオ
ンパレードを目撃した。まず、「佛光會」と書か
れた制服を身に着けた、台湾からの団体。数百名
規模の大人数で、境内を埋め尽くしていた。ほと
んどが、高齢の方で、若い頃日本語の教育を受け
た世代。お互いが流暢な日本語で話していた。終
戦まで日本に住んでいたという女性、今でも日本
人としての心を忘れないで暮らしているという。
最近の日本語はカタカナ言葉が多く入り込み、テ
レビを見ていても意味不明の言葉が多くなった。
また、私は”大和撫子”だから・・。そんな表現
も飛び出すのだった。過去の現実には、ちょっと
複雑な気持ちだが、台湾は56年前までは日本の
一部だったんだね。             
 そんな連中の中に、突然真っ赤な制服軍団が登
場してきた。新入バスガイドの研修らしい。まだ
プロ意識の無い彼女らは、まるで修学旅行の延長
のようにはしゃいでいる。バスガイドの仕事って
のは、朝はひじょうに早い仕事。バス旅行の出発
は、普通朝7〜8時頃。その30分前にはお客さ
んを迎える場所に到着しなければいけないし、も
ちろんそれまでに制服に着替えてなければいけな
いんだよ。みなさん、これからプロとしてしっか
り浅草を案内してちょうだいね。それにしても、
浅草寺境内に、数十名の赤い団体ってのは、コス
プレ集団のようでちょっと不気味だったよ。  
 なんとなく暗くて、なんとなく気味が悪い、カ
メラを持って彼女達を追いかけている数名のお兄
ちゃん達。バスガイド研修にはいつも居るんだよ
ねこんな連中。どこで情報を得るのか、いわゆる
制服フェチなんだろうね。そんなこと思いながら
写真を撮っている自分も、結構楽しんだ瞬間だっ
たのかもしれない。今日のプライベート日記には
、別の角度からの観察も書いたりして・・・・。