今朝の写真 |
一気に開花 |
桜が咲いてしまうと、世の中がパーっと明るく なったような気分にさせられる。そして次にやっ てくる梅雨は、ジメジメした暗い気分にさせられ る。何かの本で、日本ほど四季がはっきりして いる国は無いと書かれていたが、この時期は正に ”はる〜”って紙に書いて貼られているように、 綺麗な桜が清々しく咲き誇っているのだ。まるで 、運動会のピストルの号令とも思える、昨日の” 東京開花宣言”を合図に、僅か一晩で、開花し始 めた。浅草寺境内での伝法院の桜はすでに五分咲 きを過ぎ、浅草神社の二本も八分以上の花が開い た。この分だと、今月末には総てが終わってしま いそうだ。今年は、桜の無い入学式を迎える学校 も多いだろうね。 約二週間の桜の時期を過ぎると、浅草は一年間 で一番爽やかな時期を迎える。毎日が、清々しく 温暖で、休日には、流鏑馬や早慶レガッタなど春 の行事が繰り広げられる。そして浅草最大のイベ ントである、三社祭りを向かえるのだ。そして祭 りが済むと嫌な嫌な梅雨の時期がやってくる。こ の時期、浅草の街中に重々しい雰囲気が漂い、モ モちゃんの散歩も辛い。しかし、この時期はジュ ーンブライドとかにあやかって、結婚式場はどこ も一杯で、浅草神社もかきいれ時なのだ。ジュー ンブライドってのは、ヨーロッパの風習。それを そっくり、日本に持ってきても、雨、雨、雨で、 憂鬱な毎日。何処にも出かけられず、しかたなく 結婚式でもしましょうか。なんて思ってしまうよ うにも思える。しかし考えてみると、童謡の「♪ 雨降りお月さ〜ん、雲の中、お嫁に行きた〜し、 傘は無し」のように、雨とお嫁さんってのは、い がいにマッチしているのかもしれないね。あほま ろが余計な事考えてゴチャゴチャ騒いでも、結婚 する当の本人達は、梅雨も自然の祝福と捉えてる のだろうけど。 今日は午前11時から、雷門から浅草寺本堂ま で、歌舞伎の尾上辰之助が、尾上松禄の襲名を披 露する御練りが行われる。この様子は、後日この ページでも紹介する予定でいる。 |