2002年3月9日 土曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 24-85 F3.5-4.5
撮影枚数31枚

春ですよ!
 弥生三月、浅春、早春、春色、春分、麗日、春
暖、軽暖の候、春寒料峭のみぎり、春寒しだいに
ゆるみ、急に春めいて、一雨ごとの暖かさ、春の
彼岸の頃、春暖快適の候、桃の蕾もふくらみ、風
はまだ寒く、日毎にのどかになり、菜の花はいま
が盛り・・。春にふさわしい週末の朝になった。
 浅草寺境内では、桜茶屋と奉納行灯の櫓組み立
て工事も佳境に入っている。いよいよ18日の示
現会を皮切りに春の桜祭りが始まる。肝心の桜の
花はこのところの暖かさで、今にも咲きそうな気
配を見せてきた。さあ、楽しい春はもうすぐだよ
!!                    
 最近のホームページでは、どこも話題は”桜”
でいっぱいだ。各地の新聞社では、桜便りも始ま
った。浅草といえば昔から桜の名所で知られるが
。それは隅田川河畔であって、浅草寺の境内には
桜の花は無い。唯一あほまろが定点観測をしてい
る浅草神社境内に数本の染井吉野があるだけなの
だが、行事といえばみんな浅草寺境内に集中して
いる。桜も良いが観光客はみな、”花より団子”
ってところなのだろう。そんなお客を目当てに境
内奥山にはたくさんの屋台が軒を連ね客引きの声
が威勢良く響いていた。この時期になると浅草を
訪れる観光客の種類が変わる。毎朝定番の修学旅
行と中国からの観光団に混じって、今年から新し
い生活をおくるのであろう新入生と、親たちが現
れ始める。今朝も雷門前で、高知から息子のアパ
ートを探しにやってきたという親子に写真撮影を
頼まれた。4月から大学で東京生活になるそうだ
。お国訛りが良くテレビ等で観る坂本龍馬のよう
な男の子だったが、2〜3ヶ月もすると、標準語
で話しているんだろうね。          
 幕末に活躍した土佐の風雲児、坂本龍馬を演じ
る時、高知の出身とあって、必ず土佐弁で語られ
るが、「柔軟な発想」「世界に目を向けた見識」
「豊かな人間関係」「果敢な行動力」などと褒め
称えられ、流行に敏感な龍馬が、本当に江戸でも
土佐弁を話したのだろうか。たしかに、姉の”お
とめ”に宛てた書簡がすべて、土佐弁の口語体で
書かれているのでそうなったのだろう。実際は江
戸では江戸言葉、京都では京言葉と、自在に使い
分け、維新に向けて新日本国家はかくあるべくと
熱く語っていたように感じるのは、あほまろだけ
ではないだろう。今朝の男の子も、坂本龍馬のよ
うに東京で立派になってもらいたい。そんなこと
を考えながら、週末で混雑する浅草寺境内を駆け
足で散歩してきた。