2002年3月3日 日曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D30,CANON ZOOM 24-85 F3.5-4.5
撮影枚数35枚

三の日
 三月三日は「ひな祭り」ってのは誰もが知ると
ころだが、今日は他にも多くの記念日が制定され
ている。「上巳の節句」「耳の日」「桃の節句」
「闘鶏の節句」「平和の日」「金魚の日」「結納
の日」「立子忌」等々、変なのには「女のゼネス
トの日」なんてのもある。今の時期にはまだ桃の
時期ではないように思われるが、旧暦の三月三日
は、ちょうど桃の花が咲く頃なのだ。ちなみに、
今年の旧暦三月三日は、四月十五日だ。あほまろ
家でも娘達のために毎年お雛さまを飾る。娘達と
いっても三匹の犬の娘達のためなのだ。勿論本当
の娘も居るが、仕事が忙しいなどと適当な理由を
つけ、ほとんど家に寄りつかない。そんな娘は、
もうどうでも良くなってしまった感がある。やっ
ぱり犬の娘達は、親の言いつけに素直に従い可愛
いのだ。今日は特別なごちそうでもあげなくちゃ
いけないね。      
 ちょっと変わった記念日は、「三の日」なんて
のがある。平成5年に、”日本三大協会”が制定
した。”日本三大協会”とは、「三種の神器」「
日本三景」など、日本で古来より三つでくくると
安定すると考えられたのはなぜか、などを研究し
ている団体で、『日本三大ブック』などと題する
書籍も出版している。これによると、限定された
素晴らしい事柄は世に三件と言われ珍重されるの
だとか。考えてみると日本には「三」を付けて呼
称する言葉が多いことに気付くのだ。例えを示す
と、「御三家」「三冠王」「三薬師」「三重塔」
「熊野三社」「三大節」「労働三法」「三権分立
」「三冠馬」「相撲三役力士」「日本三景」「日
本三名山」「日本三名園」などなど、数え上げた
らきりがない。ここ浅草でも「三社祭」が有名だ
が、商店などの名前にも「三定」「三越」「山三
」など「三」を縁起に名づけられたものをよく見
る。そういえば、昨年襲名した板東三津五郎も、
八十助からの改名。歌舞伎の世界でも「八」より
「三」が良いとされているのだろうか。そういえ
ば先代板東三津五郎の得意演目に「舌出し三番」
ってのも有ったっけ。中国では吉祥数字は「八」
とされている。これは「発」の音からきているが
、日本の「三」は何に由来するのかは不明だが、
日本では古くから、ものごとや人物を「三」でく
くる歴史と文化を維持してきたのだ。陰陽道では
「三」は陽の数字をあらわすらしく、この「三」
が重なる三月三日は陽の動物の鶏を闘わせること
で、五穀豊穣を確かなものにするという信仰もあ
る。鎌倉時代からの年中行事「闘鶏の節句」がそ
の一例とか。そういえばあほまろ家にも「犬三匹
」って吉祥があるけど、犬は陽の動物なのかな。
陽の動物であっても闘わせることなんてできない
よね。                   
 今日は歌舞伎座の初日。急がなくちゃ!