2002年2月26日 火曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数26枚

2・26
 昭和11年(1936年)2月26日。東京は
昨夜から30年ぶりの大雪。陸軍皇道派の青年将
校らが、国家改造・統制派打破を目指し、東京麹
町区永田町一帯を占拠して、岡田啓介首相や政府
・軍部の要人を襲撃し、内大臣斎藤実・大蔵大臣
高橋是清・教育総監渡辺錠太郎を殺害した軍事ク
ーデターが起きた。しかし、他の軍人は同調せず
、天皇の怒りをかい、国民の指示も得られず決起
は失敗に終わった。殺害された重臣や警官、9人
。クーデターに動員された兵1400名という前
代未聞の大規模なクーデターであった。2・26
事件の背景は、農村の疲弊と農村出身の兵と共に
する青年将校が財閥に対する国士的反感を抱き、
その援護の下にある政党が腐敗している、これを
改革するには軍部を媒体として天皇制と国民を直
統する「天皇親政」の実現を図ったものといわれ
ている。                  
 いつの世も政治の腐敗で生じる負債は総て国民
の負担になる。今の小泉政権も然り、今の不景気
を凌ぐことによって、明るい未来が開かれると、
口先ばかりの構造改革に踊らされ、気付くと不景
気のどん底から這い出せなくなっている。構造改
革よりも景気回復を目指して、2・26事件同様
国家改造・統制派打破を決起しようではないか!
 そんなこと独りで叫んでもどうにもならないよ
ね。石原都知事が新党結成を企んでいるようだが
、景気回復を柱の行動はタイムリーで効果絶大。
しかし景気が回復した暁には、今と同じような不
良債権の山を築いているんだろうね。     
 浅草の、ちょっと路地に入れば電信柱の多さに
驚く。また、老骨したビル等に引き込む電線の数
にも驚く。配線をする人がこの団子状態をよくよ
く判断できるものだと、三度も四度も驚く。最近
都市部では、地下に電線を這わせる所が多くなっ
てきたが、ちょっと路地を入った所は蜘蛛の巣の
ように電線が交差している。ヨーロッパやアメリ
カなどの先進国の市街地で、こんな電線の蜘蛛の
巣を見ることはできない。観光で来日する外国人
にとって、これも日本の風物詩に見えているのか
もしれない。今朝も米国人のカップルがあほまろ
が写しているのを横目に、同じアングルで蜘蛛の
巣のような電線を撮影した。”工事で臨時に敷設
したケーブルなのかと思ったよ。アルカポネが活
躍した時代のアメリカも、こんなんだったろうね
。”そんな古い時代は知らないが、たしかシカゴ
の高架下もこんなような状態だったように記憶し
ていると答えると、”今のシカゴは総て地下ケー
ブルを埋設しているが、高架下の一部は、古い雰
囲気を残すための演出として当時の姿を残してい
る場所もあるんだよ。よく映画の撮影にも使われ
ているんだ。”そうか、これも下町浅草の名物と
してガイドブックで宣伝したら結構受けるかもし
れないね。