2002年2月25日 月曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数22枚

寒気
 ほとんど春の陽気だった日曜日が終わると同時
に、またまた寒気が戻ってきた。でも、やっぱり
春の足音は着実に近づいて来ている。浅草寺の鐘
楼のある弁天山の桜が少し咲いた。今年は例年に
比べてちょっと早いようだ。安藤廣重が描いた「
名所江戸百景」の中にある”雪の金竜山浅草寺”
。江戸時代の暦で小正月頃という。今日は旧暦1
月14日なので明日が小正月。例年この時期に雪
が降ることが多いようだ。今年もそろそろ雪が降
りそうな、そんな寒い冷たい朝だった。    
 寒気といえば、小泉人気にも寒気が押し寄せて
きた。「自民党を変えよう、日本を変えよう」と
いう小泉総理のスロ−ガンの姿勢が、多くの日本
国民に共感を呼んだと、いうよりもこれは多くの
日本国民が強く念願してきたことであった。元気
のない日本を徹底的に健康診断をし、そして聖域
のない改革を通じてよくしていく考え方に、強く
共感しての船出だったが、ここに来てマキコちゃ
んやむムネオちゃん問題で国民の信頼を失いつつ
あるようだ。今までと違ったメディア戦略等を通
して人気が維持されてきたとはいえ、日本経済の
再生や国民生活の向上など、時間が経っても効果
が見られなければ。小泉人気は「流行り歌」のよ
うに、連続的また確実に熱気を無くしていくのだ
ろう。寒気が去り、桜が満開になるころには、解
散総選挙なんてこともありそうな気配?    
 東京の桜の開花宣言は、靖国神社のとある一本
が標本木とされているのらしい。それがどれかは
明らかにしていない。回りの木々が咲き出しても
この標本木が咲かなければ開花宣言は出されない
のだとか。気象庁の話では”今年の開花予想は3
月26日頃”と言っているが、この様子ではもっ
と早くなるような気配だ。ところで、この”標本
木”は”標準木”とどう違うのだろうか。なんで
も“標準”が好きな日本人ですので、”標準木”
と聞くとこれが季節の王道だぁ〜とばかりに、「
ウチの桜はまだ咲かない!」とか「ウチのは毎年
先に咲くゾ! 早咲きの名桜だぁ!」とか、悲喜
こもごもあるようだ。あくまで”標本木”。気象
庁の施設などにある桜の木を「標本」にして開花
宣言をしているにすぎないらしい。オオゲサに騒
ぐが、いわば貴方のウチ家の庭に桜が咲いたって
程度の気象庁版にすぎないのですよ。この”標本
木”、最近はどの木かは秘密にしているそうだ。
木が分かると、近くで焚き火なんかして、咲く時
期を狂わせたりする輩がいるのだとか。ちなみに
あほまろは隅田公園に”標本木”を指定している
。これが咲いたら浅草開花宣言を出そうと思うが
、靖国神社とどっちが早いかな。ちなみに昨年の
東京都心の開花宣言は、3月30日。浅草開花宣
言は3月28日だったよ。