2002年1月27日 日曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数18枚

雨なので余談

 昨夜からの雨が未明に雪に変わるとの予報通り
、急激に冷え込んできた。雨は益々激しくなって
きたようだが、モモちゃんの散歩は欠かすことが
できない。毎朝歩きながら今朝の話題を考えるの
だが、こんな雨の中じゃ話題を見付ける気にもな
らない。昨日同様モモちゃんの見た目のアングル
で数枚の写真を写しただけで、駆け足で散歩を終
えた。                   
 あほまろは昨日も大相撲を見に行ってきた。そ
れも砂かぶりと言われる土俵のすぐ側の席で、相
撲を下から見上げて見るという始めての経験だっ
た。審判長のすぐそばで観る試合は、今までテレ
ビや桟敷席で観るのとは異なり、その迫力もさる
ことながら、物言いなど微妙な取り組みの審判を
する場所として用意されている場所らしい。あほ
まろが頂いた入場券には、維持員席と記されてい
るのが納得できる。その大相撲で、呼び出しの名
人の1人と言われる栄太呂さんが今日の千秋楽を
最後に土俵を降りる。65歳の定年だ。「呼び出
しは黒衣。目立ってはいけない。でも聞かせて見
せなくてはいけない。先輩の芸を盗み自分の型を
作らなくては」と自分を鍛えた。一人前になった
と感じたのはここ数年だ。「でも呼び上げの節ま
わしで満足したことはない」とも言っている。副
立呼び出しは、力士でいえば大関にあたる。この
仕事ではライバルで立呼び出し米吉さんに次ぐ立
場で、結び前の2番で、力士を呼び出すのが仕事
だ。今場所たぶん優勝するであろう。昨日の、結
び前の千代大海と魁皇を呼出す声には、しっかり
みんなが満足するような節まわしでしたよ。  
 あほまろは、以前時津風部屋で、お話をする機
会があった。「引退後はテレビ桟敷でゆっくり大
相撲を観戦しますよ」また、「30年来、使って
きた柝(拍子木)だけは床の間に大切に飾ってお
き、死んだら棺おけに入れてもらいますよ」。け
っこうシャイなオジサンだった。ほんとうに長い
あいだご苦労さまでした。      
 あほまろの隣には、どうみても芸者さんという
雰囲気の和服の女性を連れた男と、その子と思わ
れる小学生の男の子が座っていた。この子がもの
すごい相撲通で、力士の名前や出身地は常識とし
て、過去の対戦相手や受賞履歴などNHKの解説
者より凄い。砂かぶりで観ている人達は、この子
の解説に耳を傾け、専門的な質問にも堂々と答え
ている。みんなから凄い凄いと言われるたびに、
遊び人風の父親は、満足げに隣の芸者風女性とい
ちゃついている。こんな光景どこかで観たな〜?
そうだ、昔、渡哲也と桃井かおりが出演していた
、ジョージ秋山原作のTVドラマ「はぐれ雲」っ
てのみたいだ。遊び人の父親が、実の子新之助に
なにかと諭されるあの変なドラマを彷彿させるよ
うな事態なのだった。おまけにその子、目の前で
正面審判をしている九重親方が後ろを振り返った
瞬間、”九重親方!平成○○年(忘れた)貴花田
に負けて引退を決意した試合、あれって注射(相
撲界でいう八百長)だったんだよね?”九重親方
、そりゃ驚いただろうねぇ。それ以来いっさい後
ろを振り向かなかった。