2002年1月26日 土曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数24枚

犬の目線

 自分の視線、他人からの視線、あいつどこ見て
るんだ、あの意地悪そうな目つき等々、視線が気
になるってことがしばしばある。映画や演劇、テ
レビ界などでは視線のことを目線といい、最近は
その方が一般的に使われているようだ。今朝、な
ぜこんな書き出しから始まったというと、毎朝モ
モちゃんとの散歩で、ひょんなことからモモちゃ
んだけが見られる光景を目撃したからなのだ。犬
の目線は地上20〜30センチの世界を見て歩く
、あほまろの視線との差は130〜140センチ
ってところだろうか。仲見世の壁の隙間から見て
いて、路地から突然飛び出してくる自転車を事前
に察知し、教えてくれた。おかげで大事には至ら
なかったが、いくら自転車であっても、猛スピー
ドで飛ばしてくるのにぶつかったらかすり傷どこ
ろじゃ済まないぜ。モモちゃんの視線のおかげで
命拾い(オオゲサだな)をしたって訳だ。そんな
ことで、今朝はモモちゃんの視線を確かめるべく
、ローアングルの写真を撮影してみたのだ。ご覧
の通り、我々人間が見る光景とは様相が一変する
。まず、通りはものすごく広く、我々が見る象の
足のような人間の足を、除けながら歩かなければ
ならない。また、先ほどのように飛び出してくる
自転車などにも注意をしなければならず、犬って
結構ストレスが溜まる生き物なんだな〜、写真を
見ていて、つくづく感じるのだった。     
 そういえば、有名な風景画の目線って、ほとん
ど対象物を仰ぎ見ている絵が多いことに気づく。
その一方、屋内で描かれた人物画などは、同目線
からちょっと俯瞰めに捉えているものが多い。そ
んなこんなと、目線の位置を考えながら、雷門前
の歩道上でスケッチをしている女子高生を見た瞬
間、絵を描く時は長時間になるので、みんなこの
ように何かに腰をかけて描いたのだってことを、
納得したのだった。今更っていうか、当たり前の
ことだったんだよね。子供の頃、大きく広く思え
た所を、大人になって訪れると小さく狭く、それ
までのイメージが崩れてしまうのと一緒だね。 
  大相撲は横綱不在で盛り上がっている。昨日
13日目、優勝を争う3人のうち、琴光喜が土佐
ノ海、千代大海が武双山に勝ち、栃東は魁皇に一
方的に敗れてしまって2敗となった。これで、千
代大海が他の2人を抑えて単独トップになった。
まだ琴光喜・栃東のいずれにも逆転の可能性は十
分に残されている。今場所はこの三人のだれが優
勝しても盛り上がる場所なのだ。実は、昨日あほ
まろは友人達と国技館で大相撲を観戦してきた。
観戦というより宴会って言ったほうが正解かな。
狭い桟敷で豊富な酒と肴。土俵の上で行われてい
る出来事は、まるで他人事のように昼間っから出
来上がってしまった。誰もが観たことが有る相撲
放送を撮影している所は一階席の最上部。一階席
でも下の方から土俵を観ると、あまりにも近すぎ
てかえって見づらくなってしまう。一階席の最上
部からの目線が、土俵全体を見渡せる最適な場所
なので決定されたのだろう。         
 今日もあほまろは相撲観戦。土俵側の砂かぶり
席での観戦だ。昨日と違って、ここは飲食禁止な
のでちょっと物足りない場所だが、あほまろの観
戦光景は絶対にテレビに写るんだぜ。