2002年1月23日 水曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数20枚

教育改革?

 また飲み過ぎてしまった。頭はガンガンするし
、吐き気はするし、酒の瓶を見ただけで気持ちが
悪くなる。よーし、こんりんざい酒は飲まないぞ
〜!って、叫びたい気持ちだが、性懲りもなくま
た飲んでしまうんだろうな。”酒のない国に行き
たい二日酔い、三日も居ればまた帰りたくなる”
そんな都々逸もあったっけ。気分が悪くてもモモ
ちゃんの散歩は休めない。ゲボゲボしそうになり
ながらモモちゃんに曳きずられ、モモの向くまま
、気の向くままに・・。           
 今年度から小学三年以上で導入される課題学習
「総合的な学習の時間(総合学習)」と言われる
授業が始まるらしい。子どもの興味や関心を重視
し、何を学ばせるかは各学校の自由裁量の新設科
目。戸惑う教師は、既にこうした授業を先取りし
た学校の見学に殺到しているのだとか。「成否は
今後の教育の在り方を決める」との指摘もある総
合学習だが、勉強の成果は出るのだろうか。今朝
も浅草寺境内では、小学生達が大勢で遊んでいる
。目的は解らないが、これも総合学習なのだろう
か。境内に来て、先生達は子供が興味を示す対象
物を模索しているようだが、肝心の子供達は無邪
気にハトと戯れているだけだった。「上意下達の
従来型の教育か、自由の中で現場がつくりあげる
教育か、今後の方向性を決めるのが総合学習」。
どれだけ魅力ある授業をつくれるかにかかってい
るのだが、本当に偏差値教育からの脱皮が可能な
のだろうかね。               
 文部省は、知識を教えこむ教育から、個性を尊
重し、生きる力をはぐくむ教育への転換を目指す
改革方針を打ち出してきた。生きる力は、学校だ
けでなく、家庭・地域社会の連携による教育を通
してはぐくまれる。そんな考えで、学校の役割を
限定的にとらえているのが特徴だ。学校絶対主義
から、多様な個性に対応する柔軟な教育システム
への転換を目指すものらしい。理念的には極めて
大きい改革といえる。100年を超える日本の近
代教育において、絶対的地位を占めてきた「学校
」は、子供たちの生活、意識の大半を覆う圧倒的
存在だった。しかしここにきて、学校の存在感、
意義は大きく変わりつつあるのかもしれない。
 年度末が近づくと、公共の施設の手直しが始ま
る。都立産業貿易会館では、外装工事を始めるよ
うで、鳶職が足場を築いている。下から見ている
と、よくあんな高い所で命綱も無く飛び回ること
ができるものだと関心しながら、モモちゃんに曳
きずられ、偉そうに学校教育のあり方なんぞを考
えながらの散歩だった。