2002年1月21日 月曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数31枚

犬の着物

 嫌な雨の朝。今朝は夕方にかけて本降りになる
らしい。雨が振ると気温が上がり暖かくなること
を例えて、”雨の日は猫の目もうるむ”ってこと
わざがあるけど、かえって寒いくらいだ。毎朝、
あほまろと同時刻に浅草寺境内を散歩する犬達も
、こんな雨がふると誰も来ていない。犬だって生
き物。みんな、用を足すのはどうしているんだろ
うね。浅草寺に集まる愛犬の種類は様々だが、数
年前までは、ダックスフンドやチワワなどといっ
た洋犬ばかりで、柴犬や雑種のいわゆる日本犬は
ほとんどみかけなかった。しかし、最近はとにか
く柴犬が多くなってきた。これって一種のブーム
なのだろうか、特にモモちゃんのような豆柴と呼
ばれる小型の種類が多いようだ。年輩の夫婦が連
れている”ウロ”ちゃん、自転車で走り回ってい
る”むさし”、スターバックスでごお茶を飲んで
いるご主人の側でジーッと待っている”だいくん
”などなど。毎朝挨拶を交わすだけだが、来てい
ないと無性に気に掛かるものだ。      
 同じ日本犬の中でも、ひときわ大きく格好良い
のが秋田犬だ。その秋田犬が、秋田県で面白いボ
ランティア活動をしているらしい。秋田県若美町
で、飲酒運転の追放を呼びかける犬用のベスト百
枚を、町内の愛犬家に配ったそうだ。同町は違反
者数の多さが県内でも上位にランクされているた
め、町が考えついた奇策。犬なら「歩く広告塔」
にうってつけだと自信たっぷり。地元の「交通安
全母の会」の手作りだそうだが、黄色いベストを
着た秋田犬は窮屈そうな顔で新聞の写真に写って
いた。犬って服みたいな物を着せられると極端に
嫌がるんだよ。               
 絶対に和服が似合わない和田アキ子が、”日本
で生まれ育った女性なら、ドレスやブラウスに凝
るよりも和服の着こなしを身に付ける方がオシャ
レなのよ”、テレビでそんな発言をしていた。そ
う考えてみれば、和服は、なにより日本人と日本
の風土や慣習が長い時間をかけて蓄積してきたな
にものにも代え難いもの。いつでも、どんなとき
でも、どこへ行っても、それこそ世界のどこへ行
っても注目され、喜ばれる日本人の服装なんだ。
あほまろも和服が好きで時々着て楽しんでいる。
和服って窮屈なイメージを持たれるが、お祭り装
束は上から下まで和服そのもの。軽快に飛び回る
鳶職の足袋半纏姿も和服なのだ。またスポーツで
は、柔道着なんてのも和服の延長。肌にピッタリ
まとわりつく洋服よりも、和服の方が快適に動き
回ることができるんだよ。そんな事を考えながら
の散歩。仲見世のショーウィンドウには、振袖姿
のリカちゃん人形達が、綺麗でしょ?と、あほま
ろとモモちゃんに微笑みかけていた。