2002年1月17日 木曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数27枚

親方日の丸

 寒くて冷たい雨の朝、浅草寺境内も人影が少な
く閑散としている。正月気分も終わり一段落って
ところだろうが、朝刊によると新宿郵便局で年賀
はがき1万9400通がケースの中で見つかった
という。配達を忘れていた年賀状らしいが、今更
配達されても貰った人も出した人も白けてしまう
よな。間違いは何処にでもあるとは言えちょっと
ふざけた事態、新宿郵便局は局長名のわび状を添
えてあて先に送るとしているが、年賀の挨拶が来
る来ないで、長年培ってきた友情や恋愛の破局を
むかえるってことだってあるんだ。「点検の際、
見落とした」と弁明しているが、親方日の丸でだ
らだら働いているのが諸悪の根元。郵政は早く民
営化し、腐った膿を出しきらなければいけないの
だ。先日も雷門郵便局で、暇そうにしている窓口
の係員に通帳の記帳をお願いしたら、客が誰も居
ないのに”整理券をお取りになってお待ちくださ
い”って言われてしまった。しかたなく、整理券
を取って待っていると、その窓口の女が目の前に
居るあほまろに向かい、マイクで”整理番号15
番をお持ちの方、1番窓口においでください”、
それも繰り返して言うか。通帳を差し出し、記帳
を頼むと、”記帳でしたらあちらの機械でお願い
します”と、キャッシュデスペンサーを指さすの
だった。”君ね!通帳のページが無いから窓口に
来たんだぜ”、女は、面倒くさそうに後ろで鼻毛
を抜いている偉そうな人間となにやらだらだら話
し、だらだらハンコを貰い、いやいや新しい通帳
を持って帰ってきた。そして目の前で待ってるあ
ほまろに向かって、再びマイクで、”あほまろ様
1番窓口にいらしてください”今度は繰り返しは
しなかったが、客が一人でも、マニュアル通りに
しなければ、後ろで鼻毛を抜いている偉そうな人
に叱られるのだろうかね。今の郵政を総て表現し
ているような出来事だった。        
 こまどり姉妹って覚えている?昭和30年代に
有名だった双子の演歌歌手だ。当時は、歌謡曲の
”ザ・ピーナッツ”、演歌の”こまどり姉妹”っ
て有名だったんだ。代表曲「浅草姉妹」、「ソー
ラン渡り鳥」で一世風靡したんだ。彼女を世に出
した作曲家の遠藤先生によると”ラーメンの味の
ように大衆に愛される歌手を作りたかった”って
のが有名になったよな。彼女達は貧しい家を助け
るために浅草で流しをやっていたそうだ。そんな
姉妹はまだ生きていた。年末に新装開店した「大
勝館」で、特別公演を行うらしいポスターが貼っ
てあった。ポスターといってもよく見ると、20
代の頃と思われる写真とワープロ文字を張り合わ
せて作った、カラーコピー。あほまろよりずっと
年上のはずだから、今では”還暦姉妹”ってとこ
ろだろうか。そんな安っぽいポスターに、代表曲
「浅草姉妹」が良く似合っているのがやっぱり浅
草の土地柄なのだろうな。なんとなく観にいきた
くなるんだね、これが・・。        
 毎晩夜中まで騒がしい雷門通りの歩道工事、ほ
ぼ半分が掘り起こされた。イベント通りとして綺
麗な歩道ができるのは良いが、そしたらまた並木
通のように、人力車屋が自分たち専用の駐車場と
して占領してしまうのだろうな。区議会の先生達
、早く人力車に関する条例を作ってくださいよ!