2002年1月4日 金曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数20枚

仕事始め

 官公庁御用始め、証券取引所の大発会。正月の
三が日も終わり世の中が普通に戻ろうとしている
のだが、浅草寺界隈はまだ正月気分で溢れている
のです。今日から本堂前の賽銭箱の取り外しは行
われなくなったが、境内はまだ賑やかな屋台や出
店が正月をギンギン演出しているのです。そんな
中、今朝から出勤する公官庁の人達も午前中で仕
事を終え、午後から浅草や明治神宮に繰り出すの
でしょうね。江戸時代幕府の仕事始めは1月2日
でした。それが明治3年の新政府になってから、
政治始めと言う儀式が1月4日に行われるように
なったのです。また明治6年からは、法律で官庁
は12月29日〜1月3日までを正月休暇とする
ように定められて、現在に至っているのです。 
 新世紀と騒がれた昨年の正月から一年が過ぎ、
そんな話題も世の中から消え失せてしまったので
すが、科学の世界はどんどん進化し、考えてもみ
なかった新世紀の技術が発表されるようになりま
した。昨日の新聞で驚いたのは、遺伝子を操作し
、異種間の臓器移植で問題となる激しい拒絶反応
を抑えたクローン豚を誕生させたというのです。
今までの臓器移植は人間同士で行われ、臓器の種
類によっては死亡した身体からは貰えず、脳死状
態の人から摘出するのが一般的でした。こんど、
こんな豚が出来たことで、いつでも生きている豚
から臓器を貰えるようになったのです。すごい事
というより、とんでもない事っていうほうが正し
いのかも。豚の臓器で生きる人間が死んだら、そ
の臓器はホルモン焼きなどに流用されても、味に
隔たりがないんでしょうかね〜。こんな事が現実
になってしまったのだから、今世紀末には豚の臓
器だけで生活する人間は家畜とされて豚小屋で飼
われるようになったりしませんかね。人間の格好
をした新種の動物として。          
 今回の技術の応用として、今後、豚のインスリ
ン分泌細胞を霊長類に移植する実験を行い、4年
以内には人に移植して、糖尿病治療の臨床試験を
始めたいといっていますが、もうすでに誰かで実
験を済ませてるんでようね、きっと。     
 正月四日は諸官庁の御用始めや、田打ち初め、
初山入り、舟祝い、初売り、初荷、出初めなどと
もいわれているが、今では初売り初荷なんてのは
正月元旦から行われている。商店にとっては元旦
がかきいれ時でも有るらしい。大手のデパートな
どは2日から営業をするところも多いが、元旦も
営業って店も見かける。先日見た貼り紙で滑稽な
ものを見た、”年内は31日まで営業。新年は1
日から営業いたします。”これってジョークなの
でしょうかね。そのように正月から一生懸命働い
ても、今年のデパートの福袋は売れ残ったとか。
浅草の商店街でも、朝から福袋を大量に積み上げ
たテーブルを路上に出して、アルバイトのお姉さ
んが黄色い声をあげていましたよ。